木手 英太郎


眼鏡にタラコ唇が特徴が特徴のキテレツのお父さん。家の中ではいつも浴衣を着用している。息子の英一に対しては、ママのように厳しくしつけをするわけでもなく、ごく普通に接しているようだ。発明に夢中な英一に偉大な祖先、奇天烈斎の存在を教え、奇天烈大百科と神通鏡を私のもこの英太郎だった。しかし決して甘やかしているという事は無い。キテレツの行いに非があれば、面と向かって叱ったり注意したりしている。親子混合野球大会の時に、一方的な展開に一矢報いたい英一が、脱時機を利用して英太郎にホームランを打つように勧めた事があった。これに英太郎は「奇天烈斎はがっかりするだろうね。パパはこんな事をして勝っても全然嬉しくないよ」と英一に脱時機を使うのを止めさせたエピソードも存在する。
 英太郎はごく普通のサラリーマンで、大手町のエイト物産に務め課長という地位に就いている。上司や、取引先からの信頼もかなり高いようで、部長さんはたまに木手家を訪れることも。性格からか、曲がった事が嫌いで何事も筋を通そうとする為に、会社の取引先と喧嘩になり、会社を辞めるかもしれないといった騒動になったこともあった。
昔から何事にも一生懸命だったようで、アルバイトでフィルムの配送をしていた時も、その自分に与えられた責任を真っ当する為に全力を尽くしていた。
そんな英太郎も血筋であろうか、ゴルフ以外のスポーツはまるでダメ。映画フィルムの配送のアルバイトをしたりしていた事から若いころは体力があったのであろうが、会社に勤めだしてからは体力は下降線を辿る一方だったようだ。しかし鉄棒の逆上がりだけは例外で小さいころから一度もできた事が無かった。英一も逆上がりが出来ない事から、自分に似たと言われるのが嫌で、小学生の頃、鉄棒トリオの一人に数えられていたと言うが、結局、後でその鉄棒トリオが、逆上がりの出来ない3人組だとばれてしまった。 運動が出来ないからといってそれで諦めたりは決してしない。町内対抗運動会のマラソンで最後までヘロヘロになりながら完走したり、運動不足の英一と一緒にトレーニングしたこともあった。


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