時間を移動するのが航時機、地底を移動するのが潜地球、とくれば水中を移動するのはこの亀甲船だ!その形状からネッシーと間違われた事もある。
通常は近所の川に沈めてあり、水を酸素に変える薬を注入することによって浮き上ってくるようになっている。亀甲船は上下2層からなっていて、上側は操縦席で、下層はタンクになっている。下層のタンクに水を注入することによって船は沈み、タンクに薬を流し込み水中の酸素を取り出して、水を押し出すことによって浮上する。ジェット噴射もこの原理を利用している。このジェット噴射を利用した時のフルスピードは脅威の330ノット!時速に換算すると610kだ。この速度をどれほどの時間維持出来るかは不明だが、仮に数分であったとしても、この時の船にかかる圧力は相当なものであろう事は容易に想像がつく。おまけにこの船、木造なんだで?凄いの一言だ。
ただ船内に異常があったり、荒波、外部からの攻撃にかなり弱く、破壊、故障に繋がるケースが頻繁にある。このことから移動系発明品の重鎮3つの中では最も飛びぬけて危険な発明品であると思われる。潜地球と同じで水中から水上を見渡すのには潜望鏡を使う。
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