航時機


キテレツの作った発明品の中で最もメジャーであろうと思われるのがこの航時機。風呂桶のような形をし、木製という特徴をそなえたこのタイムマシンは、まさにキテレツ大百科の象徴と言っても過言じゃぁない!その風貌こそがまさにキテレツ大百科って感じなのだ。
 この航時機は定員が5、6人。時空間を移動して、時代を行き来する。時空間を移動するとともに、出口を調節する事ができるらしく、表野町に限らず、地球上ならどこへでも移動が可能なようだ。 実際にアメリカ、中国などいろいろな国へ赴いている。
基本的に航時機のおいてある現代より過去にしか移動することは出来ず、未来に行くことは出来ないとされている。時空間移動は短い時間の移動は苦手で、1日や2日、1週間前への移動は成功率が極めて低い。失敗すると、数年前に飛ばされてしまう事になる。
そんな航時機は奇天烈大百科に「航時機製造法」として製作方法が載っているが、実際に奇天烈斎は 作成してはいない。 そもそも航時機にはトランジスタや、モーター、乾電池等を必要とし、いくら知識や見聞があっても奇天烈斎のいた江戸時代に作成することは不可能なのだ。それだけではない。発案も奇天烈斎ではなかったりする。もちろんキテレツでも無い。実はこの航時機、タイムループによって発生したものなのだ。つまりキテレツが航時機を製作→江戸時代へ→奇天烈斎と接触→奇天烈斎が航時機という乗り物の修理を施し存在を知る→奇天烈大百科に載せる→キテレツが航時機を製作・・・・・・・・ という具合にである。 こう解釈すると疑問がたくさん出てくるのだけど、頭が混乱するので考えるのはやめた。
ちなみに奇天烈大百科「航時機製造法」にはトランジスタの事を戸乱辞須太と書いている。


使用用途

 1985年→1927年→1857年

原作・片道タイムマシン

 「郷土の歴史」という宿題が出された事をきっかけに、キテレツは航時機を作った。10年前、68年前、138年前と過去へ過去と進むキテレツとコロ助。しかし逆転ボタンが壊れており、戻る事が出来なくなった。キテレツがあれこれ修理を試みるが、余計に破損してしまい航時機は地上へと墜落してしまった。しばらくの間、近くの民家に住まわせてもらうが、帰る手段は一行に浮かばない。「ここで死ぬまで暮らさなきゃだめなんだなぁ」と諦めかけた頃、旅の人が現れた。その旅の人こそ奇天烈斎であり、キテレツから部品の名称を教えてもらうと、直ぐに航時機を直してしまった。こうしてキテレツとコロ助は現代へ帰ることができた。
 キテレツ コロ助

1859年のアメリカ

18話

 キテレツの部屋に上がったブタゴリラとトンガリ。そこには風呂桶のような機械がおいてあった。ブタゴリラが適当にいじくると、風呂桶は激しく振動し、動き出してしまった。二人は気がついた時、周りの様子が変なことに気が付く。皆外人、看板も全て英語なのだ。いぶかしんで町の様子をうかがう二人。二人が航時機から離れたいた時、航時機を見つけたアルが好奇心でこれを適当にいじってみたところ、航時機は再び動き出し無人で現代に戻ってきた。
 ブタゴリラ トンガリ

1859年のアメリカ

18話

ブタゴリラ達を救出する為に、新しい航時機の作成を急ピッチで進めていたキテレツにみよちゃんから電話がかかってくる。なんとみよちゃんの家の庭に航時機が帰ってきたというのだ。航時機の中には1859年の新聞が入っていた。キテレツはブタゴリラとトンガリが航時機で過去へ行ったと確信。キテレツ達は急いでブタゴリラ救出に向かう。途中で出会った新聞配達のアルと出会い仲良くなった。アルの協力もあってなんとかブタゴリラと出会えたものの、ギャングのベジタブル一家かから追われる羽目に。そして先読みした一家の幹部に航時機を破壊されしまった。キテレツが急いで戻った時には航時機は火をつけられた後だった。しかしそれはアルが作りかけていたもので、本物は倉庫の奥に隠してあった。キテレツ達は急いでそれにかけのり無事、帰途につくことができた。帰りにキテレツはアルという少年がエジソンだということを分かったのだ。
 キテレツ みよちゃん コロ助

紀元前490年のマラトン

21話

 マラソンで日本代表が35km地点で抜かれてしまった。これをみたブタゴリラやコロ助は「マラソンが42.195kもあるから悪い。だれが決めたんだ。」と言い出して、、マラソンが42.195kと決まったペルシア戦争最中のマラトンに行く事になったのだ。キテレツはマラトンに歩足尺を生めて、アテネまでの距離が本当に42,195kmなのか測ろうとした。しかしブタゴリラとペルシアの指揮官、ペテロクスの顔が一緒だった事や、フィリッピデスの受難を助けた事などからペルシア戦争に巻き込まれてしまう。そしてブタゴリラはアテネの指揮官アルテミスにペテロクスと勘違いされ、みよちゃんとトンガリともども捕まってしまったのだ。3人を助ける為の条件はキテレツがフィリッピネスの手紙を日没までに、アテネに届ける事。百里丸を使って必死に走るキテレツとコロ助。そして日没も近くなった頃、ついに二人はアテネにたどり着いたのだった。 帰りの航時機の中で、歩足尺の事を思い出したみんなであった。
 キテレツ みよちゃん コロ助 ブタゴリラ トンガリ

室町時代(1385年)

31話

 文化祭の催し物、浦島太郎の劇で亀役に選ばれたキテレツは、浦島太郎役のブタゴリラにいいようにいたぶられた。怒ったキテレツは室町時代に言って、浦島太郎の作者に亀が主役の物語を書かせようと考えたのだ。室町時代に行ったキテレツとコロ助はいきなり御伽噺を書いていると言う旅人に出会う。キテレツは浦島太郎の作者と確信し、その旅人の前でコロ助が亀太郎となって浦島太郎よりも先に亀を助けたのだった。しかしこの亀を助けた事から一騒動起こってしまう。亀の主人である竜宮家に招待されのはよかったのだが、そこの娘、乙姫がキテレツに一目惚れしてしまったのだ。逃げようとするキテレツだが、牢に抑留されてしまう。それでも動物変換小槌で鼠に変身しなんとか航時機まで戻る事に成功した。そして航時機で寝ていた旅人に小槌を振ってもらい人間に戻ったのだった。この時、この小槌を見た旅人はひらめいた。一寸法師という話しを。キテレツはこの旅人が浦島太郎の作者ではないことを知り残念がっていた。それから直ぐ、乙姫率いる家来達が追いついてきたので、キテレツとコロ助は慌てて航時機を動かし現代へ戻った。
 キテレツ コロ助

中世ヨーロッパ

38話

 みよちゃんの将来の夢が中世ヨーロッパに住んでみたい事であると知ったキテレツはみよちゃんと二人っきりで中世へ行こうと計画。しかしキテレツの不穏な言動の為に、みんなにばれてしまい、結局いつもの面子で行く事に。現地に着いたキテレツ達だったが、ブタゴリラが剣の試合に参加したいと言い出し、みよちゃん、コロ助をおいて、トンガリ、キテレツを連れていってしまた。ボーっと航時機の前で待つコロ助とみよちゃんだったが、ひょいとした事から王子様と出会い、サルタージュ城へ招待されたのだ。王子はみよちゃんに魅せられ、みよちゃんと結婚すると言い出した。コロ助はこの事実を伝える為に馬を拝借しキテレツの元へ向かう。一方、キテレツ達は見事、剣の試合に優勝。ところが優勝してしまったが為に、姫様の警護役に選ばれてしまい、拒んだ事から牢に入れられてしまった。コロ助の助けを得て、無事に牢から脱出したキテレツ達はそこで召使のシンデレラに会ったのだ。キテレツはこの子をみよちゃんを入れ替える事を考え、みよちゃんのいるサルタージュ城へ急いだ。そして、舞踏会の会場へ乱入。みよちゃんを救い出し、シンデレラと入れ替える事に成功した。その後、王子とシンデレラはお話し通り幸せに暮らす事になる。 
 キテレツ みよちゃん コロ助 ブタゴリラ トンガリ
 
 
 

戻る

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送